何をするにも億劫なときやマンネリ感が漂うときがある。
そういうときにはちょっとした変化を日々の生活でつけてみるといい。

部屋の中であれば、いつも座っている場所とは違う場所に座ってみる。
通勤中であれば違う道を通ったり、違う交通手段を使ったりしてみる。

また掃除をしてみたり、模様替えや物が置いてある位置を変えてみたり。
何かに書いてあったが、物はたまに触るだけでそれに対する
感じ方が変わるそうだ。

やはり何事にも循環、いわゆるサイクルが必要で、いつも流れを作らないと
エネルギーが滞って、何らかの澱みが発生してしまう。
風水ではないが通り道を作ってあげることで古い気を出して
新しい気を入れるといったところか。

例えばプロスポーツのチーム。
今シーズンにどんなに好成績を残しても、来シーズンは
メンバーを多少なりとも入れ替える。
他のチームも研究してきて、もう同じ戦い方は通用しないのである。

私たちの生活においては視点を変えることがこれにあたる。
この地球には進化と衰退しかない。
進化とは変化することであり、意識して変化をつけないと
衰退していってしまう。

ちょっと意識して視点を変えることにより、私たちの気分にも変化がおこり
他のいろんな方面へと波及効果を生み出す。

私たちの生活の中でいい気分になることほど大切なことはない。
それは自分だけで納まることもあるが、親切にしてあげたり、感謝の気持ちを伝えたり、他者と関わることなど、さまざまなことがいい気分になれる要素を含んでいる。

自分が意識、意図して視点を変えようとすることで、それが行動につながり
いい気分になることになる。
悪い気分になろうとして視点を変えようとする人はいないであろう。

 
視点を変えるということは、実は自動的に行動につながる
素晴らしい行為なのだ。
無理に進化に対する行動をするということではなく、視点を変えるということで
自然に無理なく進化への行動がとれるのである。

努力なしで進化できることにこそ、本当の自分の姿がある。
視点を変える、ものの見方を変えることで感じ方が変わって、
それが人生全体に劇的な変化をもたらす。

押してもダメなら引いてみる。とにかく意識して視点を変えること。
無理のない程度の軽い変化にこそ豊かな人生への道が隠されている。

一日にひとつでもいい。何かを意図的に変えてみる。
とりあえず毎朝起床後、意図して変化をつけたいことを
書き出し、それを実行してみることである。

意識をもつことにより、私たちの脳にも良い影響がある。
脳は常に刺激を与えないと退化してしまう。

意識することで脳に刺激を加えることになり、
脳の活性化になり、いつまでも若さと健康を保つことにも
繋がるのだ。

視点を変えることは魔法のランプをこする行為である。
魔法のランプはこすって初めて効力を発揮する。
私たちにとっての魔法のランプをこする行為は
視点を変える行為そのものなのである。

ちょっとしたことで人生は素晴らしい世界に変化する。
その才能は誰にでも与えられている。

いつのときでも視点を変えることを習慣にしていくことで、
運命の女神は微笑んでくれるである。